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楽譜の読み方を完全解説|初心者でも読める簡単3ステップを紹介

吹奏楽

記事をご覧いただきありがとうございます

音大を卒業し音楽の先生を8年間勤めていたみさまちです
音楽は20年以上勉強しています

音楽には歌・楽器・作曲など、さまざまな種類があります

近年ではSNSやYouTubeの普及により独学で音楽を始める人も増えましたね

知らない方も多いですが、楽譜は音楽を勉強する方にとっては必須ツールです

「音楽」というものは聞くことでしか伝えられない

楽譜は「音楽」を言語化したもので、聞かずに伝えられるものです
世界共通の言語とも言われます

楽譜が読めるようになれば

  • 市販の楽譜やネットに公開されている楽譜で勉強ができる
  • 楽器関係なく音楽をしている人とコミュニケーションが取れる
  • 自分の音楽を人に伝えることができる

この記事では、教員の経験をもとに挫折しないようなステップで解説します
歌・楽器関係なく

  • 音楽を始めようと思っている
  • 吹奏楽部や軽音楽部、合唱部に入部している
  • DTM(デスクトップミュージック)をしている音楽初心者

まったく読めない初心者でもわかる楽譜の読み方を徹底解説しました

【Step0】楽譜を読むとは

楽譜を読むとは「楽譜から必要な情報を読み取ること」だと考えています

楽譜を読む前に、楽譜から読み取れる情報の整理をしましょう

「わかってます」という方は読み飛ばしてOKです

楽譜は大きく分けてこの3つの情報が読み取れます

  • 音の高さ
  • 音の長さ
  • 音の大きさや表現

音の高さは(ドレミ)
音の長さは(音符の種類)これがリズムと言われる部分
音の大きさや表現は(記号や言葉)mp、f、< のこと

情報の種類ごとに項目が分かれていますこれに気がつかず「楽譜読めない…」と、初心者がつまずいてしまうパターンがあります

  • 1度に全部の情報を読み取ろうとする
    1つの情報が読めるようになっても、次でつまずいて挫折してしまうパターン
  • 専門用語が難しく諦めてしまう
    どうしても覚える言葉が多いため難しくて嫌になってしまうパターン

早く読めるようになりたい気持ちはわかりますしかし、嫌になってしまうと意味がないので1つ1つ確実に学ぶことをオススメします

【Step1】まずは音の高さを読む

まずは楽譜に書いてある音の高さについて勉強しましょう

音の高さは「音名」と呼ばれます(ドレミファソラシド)のこと

音の高さは階段に例えて考えるとわかりやすいです

楽譜でも低い位置にある音より、高い位置にある音の方が高くなります

 

音部記号で音の位置把握する

音部記号とは、「ドの音はここだよ!」と場所を教えてくれる記号です

まずは、音部記号について理解しましょう

音部記号には ト音記号・ヘ音記号・ハ音記号の3種類があり
それぞれ基準になる音の場所がかわります

ト音記号

ヘ音記号

ハ音記号

音部記号から音名を読む

音部記号について理解をした後は、実際の楽譜を見てドレミを読みます

最初は1つ1つ数えながら読みましょう!
慣れるとスムーズに読めるようになります

私も最初は指や鉛筆で数えて音を読んでいました
今でもハ音記号は数えて読みます

(上の楽譜は、ド・ラ・ファ・レ・ソ・ラ・ファ・ミ・ド・シ・ド・ソ)

 

【Step1】はこちらの記事でさらに詳しく解説しています

【Step2】音符の種類と長さでリズムを攻略

音の高さがある程度読めるようになったら 次は音の長さです

高さ・長さ それぞれが読めるようになれば 楽譜に書いてある音符を追いかけることができます

音符の種類を覚えよう

音の長さは、音符の種類を覚えることで理解できます

  • 全音符
  • 2分音符
  • 4分音符
  • 8分音符

この4種類は覚えたほうがいいです

 

音符の種類は、こちらの記事で詳しく解説しています
わからない方は読んでみてください

拍と拍子を理解しよう

拍と拍子がわかるとリズムを簡単に読むことができます

この楽譜のオレンジ色の音符が拍の考え方です

拍は「一定の間隔刻まれた基準のリズム」のこと

「メトロノーム」が刻んでいる一定のリズムも拍です

拍子は、拍を4つごと・3つごとなどにまとめたまとまりのことで 指揮者の動作を見ているとわかりやすいです

拍と拍子についてはこちらの記事で詳しく解説しています

【Step3】記号や言葉で音楽の表情を読み取る

【Step1・2】で楽譜の基本的な読みはできるようになりました

最後に音符以外の要素を覚えていきましょう

大きく分けて4つ

  • 速さを表す記号・用語
  • 音符に直接ついている記号
  • 強弱を表す記号
  • 表現方法を表す記号

【Step3】は実際に演奏しながら、楽譜を読みながらなど

楽譜上に出てきたとき「調べて覚える」方法が一番効率的です

速さを表す速度記号

速度記号とは、曲の速さを表す記号のことです

♩=60
のように、具体的な数字を使って表す場合もあれば
用語として表す場合もあります
(例)
adagio(アダージョ) ゆっくりと
moderato(モデラート) ひかえめなはやさで
allegro(アレグロ) 快速に
presto(プレスト) 急いだはやさで

などがあります

強弱記号を覚えよう

ダイナミクス記号とも呼ばれ、種類は多くないので覚えやすいです

pp(ピアニッシモ) とても弱く
p(ピアノ) 弱く
mp(メッゾピアノ) 少し弱く
mf(メッゾフォルテ) 少し強く
f(フォルテ) 強く
ff(フォルテッシモ) とても強く

この他に、音をだんだん強くする、クレッシェンドやだんだん弱くする、デクレッシェンドなどがあります

音符についている記号を確認しよう

アーティキュレーションといいます 音と音のつなぎ方や切り方を指示したもので、言葉のイントネーションに近いです

この4種類を覚えましょう

  • スラー(滑らかに)
  • テヌート(音を十分にたもって)
  • スタッカート(弾むように)
  • アクセント(強調して)

組み合わせて使う場合もあります

音符では表現できない部分発想記号

発想記号は「壮大に」「激しく」など、曲そのものの表現を表す記号
音符ではどうしても表現できない曲の表情や考え方、演奏の心づもりを教えてくれます

数が多いのでまとめて覚えるよりも楽譜上で出てきた時に調べ、書き込みながら覚える方法がおすすめ

agitato(アジタート) はげしく・苛立って
dolce(ドルチェ) やわらかく
energico (エネルジコ) 力強く・精力的な
espressivo(エスプレッシーヴォ) 表情豊かに
fantastico(ファンタスティコ) 幻想的な
grandioso(グランディオーソ) 壮大に
cantabile(カンタービレ) 歌うように
legato(レガート) なめらかに
marcato (マルカート) はっきりと
maestoso(マエストーソ) 堂々と・威厳に満ちて

よく出てくる発想記号をまとめました

発想記号だけではなく音楽に関する用語をまとめた 音楽用語辞典が売っているので、1冊札持っておくと便利です

詳しく解説する記事は現在準備中です

まとめ

楽譜を読むためには、要素ごとに分けて学習する方法が一番効率的です

楽譜を読むための学習手順を簡単にまとめます

  1. 音の高さ
    音部記号の意味を理解して、ドレミを読めるようになる
  2. 音の長さ
    音符の種類を理解して、リズムを読めるようになる
  3. 強弱や表情記号
    実際の楽譜を見ながら、出てきた記号を調べて覚える

この3Stepで学習を進めていけば、楽譜が読めるようになります

最初はわからないことが多く、「嫌だな」と思うかもしれません

焦らず、1つ1つ学習していけば大丈夫です

 

わからな部分があれば、お気軽にお問合せください

「Mail」または @_misamach(Twitter)までDMください。

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