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【音楽の先生が解説】吹奏楽で使う楽器の分類と特徴

吹奏楽

たくさんの楽器を使って演奏をする吹奏楽部。

今回は楽器分類について解説していこうと思います。

中学校音楽の授業でも勉強する内容を含んでいます。
予習・復習
としても使えるので参考にしてみてください。

吹奏楽で使う楽器は大きく分けて3種類

吹奏楽で使われる楽器には管楽器・打楽器・弦楽器の3種類があります。

※学校によっては、弦楽器がないところもあります。

・管楽器 → 息を入れて演奏する楽器
・打楽器 → 叩いて演奏する楽器
・弦楽器 → 弦を弾いて演奏する楽器

管楽器

という漢字が使われているので、息を入れて音を出す仕組みの楽器です。
吹奏楽の大半を占める管楽器は大きく分けて木管楽器と金管楽器の2つに分けられます。

これは、楽器が木でできているのか、金属でできているのかで分類されるように見えますが、
息を入れることは同じでも、音が出る仕組みに少し違いがあります。

木管楽器

木管楽器は、(リード)を振動させて音を出します。
→リードという木でできたものを使い、そのリードを振動させることで音が出ます。木管楽器は基本的に楽器の演奏に使う部分(マウスピース)を咥えます。

※フルートは木でできたリードではなく、エアリードという空気の流れを利用したリードで音を出しています。ペットボトルに息を吹き込んだら音が出ることと同じ仕組みです。

金管楽器

金管楽器は、唇を振動させて音を出します。
→マウスピースを咥えてリードを振動させる木管楽器に対して、金管楽器にはリードがなく、マウスピースに唇を当てて、唇の振動を使って楽器を演奏します。

打楽器

叩いて演奏する楽器。

思い浮かべるのは、太鼓だと思います。

吹奏楽部ではPercussion(パーカッション)パートと呼ばれます。

太鼓以外にもシンバルやマラカス、トライアングルなども打楽器になります。

鉄琴・木琴と小学校で馴染みのある鍵盤楽器けんばんがっきも吹奏楽部では、グロッケン、ビブラフォン、シロフォン、マリンバ、という呼び方に変わり、打楽器パートが演奏を担当します。

ポップスの曲で大活躍のドラムも打楽器パートが演奏を担当しています。

新入部員からは、馴染みのある楽器も多いパートなので地味という意見も多いパートですが、担当する楽器の種類が一番多く、吹奏楽部で活動するうちに、だんだん魅力がわかってきます。

中には、波の音を出す楽器、風の音を出す楽器などおもしろい楽器もたくさんあります。

弦楽器

弦を弾いて演奏する楽器のことを弦楽器といいます。

弦と聞いて思いつくのはヴァイオリン🎻だと思います。
吹奏楽でヴァイオリンは使わないのですが、大きいヴァイオリン、コントラバスを使います。
しかし、学校に楽器がなく使っていないところ多いです。

また、最近では同じ弦楽器のハープを使う学校も少し増えてきました。

中学生、高校生がコンクールのステージで大きなハープを演奏する姿も珍しくなくなりましたね。

まとめ

✔︎ 吹奏楽の楽器は、演奏方法別に大きく分けて3種類(管楽器・打楽器・弦楽器)がある。

✔︎ 管楽器の割合が一番多く、管楽器は音を出す仕組みで木管楽器と金管楽器に分けられる。

✔︎ 打楽器は扱う楽器の種類が多い。

✔︎ 弦楽器は基本的にコントラバスのみで、使わない学校も多い。

 

どうでしたか?
楽器選びの参考になれば幸いです。

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